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結婚式やライブなどの撮影では、一眼レフだと、動きに付いていけないため、業務用のビデオカメラを使うことがあります。私も結婚式の撮影では、業務用のビデオカメラを使って撮影しています。

しかし、業務用のビデオカメラは、一眼レフと違う操作性なのでなかなか慣れにくく、しかもなぜか色んな用語が違うので最初は戸惑いました。
今回の記事では、初めて業務用ビデオカメラを触る人向けに、分かりにくい点を解説していきます。

一眼ミラーレスとビデオカメラの用語の違い

普段、一眼ばっか触っている人がビデオカメラを触ると、一眼と違いきめ細やかな設定を変更したり、レンズを交換することができないので戸惑います。かくいう私も最初は慣れることができず、使っていくうちに色々と覚えていったことを思い出します・・・

特に最初に戸惑う用語は以下の3つになるので、まとめてみました。

アイリス

アイリスとは、明るさの調整をすることができるもので、いわゆる「F値」になります。アイリスの値を下げると、光を多く取り込むので明るくなり、アイリスの値を上げると、羽根が絞られるので暗くなります。

アイリス値は、アイリスリングと呼ばれるクルクル回る部分をいじって調整します。暗いよりもなるべく明るめに撮影することを心がけます。

F値については、以下の記事でも簡単にまとめているので、ぜひご覧ください。

一眼レフ(GH5など)を初めて触る人が覚えておきたい用語<F値・シャッタースピード・撮影(露出)モード>

ゲイン

ゲインとは、アイリスと同様に明るさの調整をすることができます。一眼ミラーレスでいう「ISO」と同様のものであり、電子的な制御により明るさを調整できます。単位は「dB(デシベル)」で表します。

ビデオカメラでは、ゲインをいじるスティックがあり、3種類の設定から選択することが可能です。デフォルトの設定では以下のような設定になっていることが多いです。

  • L(ロー):0dB
  • M(ミドル):6dB
  • H(ハイ):12dB

ゲインの設定もメニュー画面からいじることが可能で、ハイのゲインを18dBにしたりすることも可能です。

ISOと同じく、ゲインの値を上げると明るくなりますがノイズは発生しやすくなるので、調整には注意が必要です。最近のカメラは画質がよくなっているとはいえ、ゲインを上げてしまうと画質が悪くなってしまうので、なるべくアイリスで調整することをおすすめします。

OIS

OISとは、いわゆる光学式手振れ補正のことです。Optical Image Stabilizationの略になります。ビデオカメラではこの手振れ補正がないと手振れがすごくなってしまうので、OISが機能しているかどうか確認しておく必要があるので注意です。

まとめ

業務用ビデオカメラで覚えておきたい用語をまとめてみました。アイリスとゲインが特に覚えておきたいポイントで、最も重要なのはやはりアイリスになります。

ビデオカメラは慣れが必要なので、使うことになったらとりあえず触りまくってビデオカメラ自体に慣れることをおすすめします。